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       公開日:2023年3月23日
       更新日:2024年7月01日
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    P.D.R.オリジナル「歯ブラシ」の工場見学

    こんにちは。品質管理担当、新人のマイヤンです。 今回は、歯ブラシができるまでの工程を見学に行ってきましたので、皆様にご紹介します。

    1.植毛

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    まず初めに、長~~~いPBT毛が、まるで巨大な素麺の束のような形で納品されます。

    P.D.R.のオリジナル歯ブラシは、主にPBT毛を使っています。
    一般的なナイロン毛よりも、コシが強く、水切れも良く、耐久性も高い素材です。

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    PBT毛を束のまま短くカットして、植毛機にセットします。

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    ヘッドの穴に毛束(タフト)を植えていきます。

    植えるときには、1穴に植える毛束を半分に折って、その折れ目に「ヘイセン」と呼ばれる小さな金属片を押し込んで、穴の中に留めます。

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    ヘイセンの方が穴より少し大きいので、ぐいっと押し込む時に穴に傷ができてしまいます。
    そこで大切なのが、ヘイセンの角度です。

    例えば歯ブラシの柄に沿って平行や垂直に植えてしまうと、傷が繋がってヘッドが割れてしまう危険があります。そのためヘイセンは隣同士の傷が繋がらないよう、斜めに植えてあるのです。

    2.毛切・毛先加工


    ここから先は毛の種類によって工程が違います。 レギュラー(ラウンド毛)は飛び出ている毛を機械でカットして、グラインダーで研磨して形を整えます。

    一方、 テーパード毛トルネード毛は、はじめから毛先が特殊加工されていて、後は植えるだけ!という状態で工場に入荷するので、植毛したら完成です。
    楽に感じますが、植えた後にカットして高さを調整することができないということは・・・つまり一発勝負ですので、植毛機の精度の高さが重要になります。

    この工場が使っている植毛機はすべて日本製。3倍の速さで生産できる外国製も世の中にありますが、この精度で植毛するためには、日本製でないとダメなんだそうです。  

    3.検査

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    検品工程では、汚れ・毛抜け・バリ(プラスチックを加工するときにできた出っ張りや、ギザギザ)などがないか、入念に1本ずつ全てチェックしています。
    お客様の口に入るものだから、見落としで怪我などがあってはいけないと検品体制は厳重です。

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    検品工程では、チェックすべき場所をしっかり確認しつつもスピード感があり、一目でNG品をみつけているのは、すごい職人技でした。
    全ての検品が終わった後も、責任者が抜き取りチェックを重ねていました。これからも品質に自信を持って皆様に歯ブラシをお届けできるな、と思えた工場見学でした。
    (P.D.R.スタッフ マイヤン)