無事グローブメーカーへ到着。コロナで大変だったときのことを聞いてみました。

メーカーを何社もまわり、最近の状況や今後のことなどいろいろなミーティングをするのですが、どのメーカーも、新型コロナウイルス感染症の影響が大きかった当時のことが、とくに話題にのぼりました。
当時は世界中から注文が殺到し、今まで取引の無い欧米の多くの企業からは、私達よりも高値での取引を提示されていたそうです。

当然儲けるチャンスなので、グローブをそういった企業へ供給していたのだと思っていましたが、答えはNoでした。私達が仕入れているメーカーは「普段から取引のある企業へ届けよう！」という想いで動いてくれていたのです。

「いつもお世話になっているお客様に商品を届けたい」と、ピーディーアールと同じ気持ちだったことを直接聞くことができ、素直にとても嬉しかったです。

品質への自信、日々大変な環境でも一生懸命に働く姿に、感謝の気持が芽生えました。

話には聞いていたのですが、グローブ工場内はとにかく暑く、おそらく４０度はあったと思います。原料のゴムの臭いがキツくて目にしみる程ですし、機械の音もとてもうるさくて過酷な環境でした。また、工場の規模は想像以上に大きく、機械化も進んでいました。

これだけの設備が必要となると、簡単にラインや工場を増やすことが困難だったことも理解できました。とはいえ、今では新規参入のグローブ工場がかなり増えたようです。
「機械化が進んでいるから新規参入したメーカーでもグローブは作れるけれど、良い品質のグローブを作るためにはアナログな部分で長年の経験が必要だから、新規参入メーカーのグローブとうちのグローブは品質に歴然の差がある。」と工場の方が力説しており、品質へ大きな自信を持って仕事されていることがわかりました。

今回実際に足を運び、現場の人達と直接顔を合わせ、話をすることで、当時の実情を理解すると同時に感謝の気持でいっぱいになりました。

帰国し、空港でPCR検査を無事通過し、帰宅後１週間自宅で待機したのち、出社しました。（※2024年7月現在は、検査も待機も必要なくなっています。）
初めての海外出張を通じて、ピーディーアールはお客様とメーカーをつなぐ役割を担っていて、私が所属するコールセンターはお客様の声を商品・サービスに反映させる使命があると確信しました。私達は通販なのでお客様には普段直接お会いすることはできませんが、「顔が見える通販」として今後も商品のことだけでなく情報もお伝えできればと思っています。