グローブを評価する指標の一つに「応力（おうりょく）」と「伸び」の関係があります。お手元に複数の種類のグローブがあれば、引っ張って比べてみてください。同じ力で引っ張ると、伸びる長さが違うことがわかると思います。一般的に、グローブには次のような傾向があります。 伸びにくいグローブは、強く引っ張っても破れにくい よく伸びるグローブは、強く引っ張ると破れやすい このように書くと、よく伸びるグローブは良くないのでは？と心配されてしまいそうですが、よく伸びるグローブには以下のような3つのメリットがあります。
繊細な作業性 手の開閉が楽にできて細かい作業に向いている 疲労を軽減 装着しやすくフィット感に優れ、長時間の作業でも疲れにくい。 ジャストフィット 適応する手のサイズの幅が広いので、手にピッタリのサイズを選びやすい。
「快適さ」と「破れにくさ」の両立へ この特性から、よく伸びるグローブの方が使い心地は快適なのです。そこで、快適さに必要な「伸び」を残しつつ、必要な破れにくさも兼ね備えたグローブは作れないかと考え、試行錯誤して発売したのがノビッコです。 ただ、伸びと破れにくさのバランスを保つことは難しく、発売当初は検品すると伸びがイマイチだったり破れやすかったりして、作り直してもらうこともありました。2017年の発売以来、メーカーの技術も向上し、ノビッコの品質はすっかり安定し、多くの方に支持していただけるようになりました。
