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      2026年 新年のご挨拶 株式会社ピーディーアール

      2026年 新年のご挨拶

      今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

      ピーディーアールの社長の仲谷です。
      例年、書きたいことがまとまりきらず、長い文章をどうにか細かい字にして年賀状に収めてきました。
      今年はそうもいかず、とうとうWebページでのご挨拶となりました。長文ですがお付き合いください。

      唐突ですが、日本の健康保険は本当にいいものですね。

      私はある日、まぶたを押さえると痛いことに気が付きました。なんとなく違和感を感じる程度で、いつもなら病院へ行くほどではありません。ですが丁度愛犬のビスケ(オスのトイプードル13歳、ChatGPTによると人間なら推定70歳)を動物病院に連れて行く用事があり、その近くには私(66歳)のかかりつけの眼科があるのでついでに行くことにしました。まずは私が眼科に。結果は初期の”ものもらい”でした。

      抗菌点眼薬をもらい、特に腫れることもなく2、3日で治りました。診察の時、先生からまぶたの縁の白い点々をモニターで拡大して見せてもらいながら「脂が詰まって炎症を起こしている、ものもらいだね。」と説明されました。私が「よく、ものもらいができる」と伝えたら、「入浴中にあったかいタオルで温めると脂が流れやすいからやるといいよ、薬局にあずきの力ってあるでしょ、レンジでチンして目を温めるやつ、あれも疲れ目にもいいし仕事の途中でやるといいよ」と教えてもらいました。帰り道に寄った薬局に”あずきの力”はなかったのですが、使い捨ての”蒸気でアイマスク”というのがあったので買いました。あずきの力もそのうち何処かで買おうと思ってましたが、すっかり忘れて結局買わずじまいです。

      私の診察後、ビスケを病院に連れていきました。

      ビスケは半年ほど前から、後ろ足に力が入らないのか時々階段を昇れなくなることがありました。動物病院の先生曰く、「痛いのかもしれないね、痛み止めの注射を打ちましょう。一ヶ月くらいは効果が持続すると思うけど、ま、ワンコと喋れないのでどのくらい効くのかはかわからないけどね」とのこと。試しにその痛み止めを打ってもらいました。注射した翌日からすぐに散歩の歩きが早くなり、気が向くと階段も上がるようになったので効果はあるようです。2週間ぐらいすると徐々に歩きが遅くなりはじめるので、効果時間もどうやら一ヶ月ほどの様子です。それから半年ほど、月に一度の注射を継続しています。注射の前は震えて心配そうに私を見ますが、終わるとすぐに震えがなくなるので、注射は人も犬も同じように怖いのですね。

      そんなビスケはなぜか注射より耳掃除が嫌いです。耳の穴が黒く汚れて臭うので先生が耳の穴の毛を持針器のようなロック付きのハサミで掴んで抜いて、綿花で汚れを拭き取ります。終わるときれいになり、匂いも無くなります。自然に出るべき汚れが毛に絡まって外に出ず、汚れが溜まって臭くなるとのことです。ビスケは毛抜きも耳掃除もたいへん嫌がって首は振るし、足で先生の手を振り払おうとします。

      アシスタントさんが抱きかかえ、アシスタントさんと私で必死に、「大丈夫、上手、上手。」と声をかけ、先生が毛を抜き掃除してくれます。先生も慣れたもので上手に付き合いながらやってくれます。ビスケは泣いたり大声を出したりはしません。「毛抜きは痛いですかね」と聞くと、「本当のことはわからないが我々にとっての産毛くらいのものだろうね、頭の毛を抜くような痛さはないと思っているよ」とのことでした。その程度ならビスケには我慢してもらいましょう。

      そんな私達の診察代は、私が検査と診察と目薬代で1,030円。

      ビスケは、足に打っている痛み止めの注射で約1万円。耳の診察、掃除、薬をつけてもらい点耳薬をもらい約3千円。食事に混ぜる内臓を整えるサプリメントもすすめられた物を一緒に購入して、それが2袋で約7000円。合計20,900円。

      なんとも高いものです。ペットの医療費が人間よりずっと高くて困っちゃうなんてことは飼い主たちのあるあるですね。患者としての私は保険診療のありがたみを感じる瞬間でもあります。

      年を重ねるたびに、体は正直に年相応になりますね。ガタがきて、先生方のお世話になることが増え、年齢を感じます。13年前、中学生の娘の手のひらに収まるサイズだった子犬が今や私と同年代。私を超えて老いていくビスケの姿からも、年を取ることを考えさせられます。11年前には私の父が亡くなりました。体調が悪くなる前は年に4回ぐらいしか実家に戻らなかったので、会うたびに弱っていくなー、年を取ったなー、と思うだけでした。今思うと、もう少し顔を出せばよかったと思います。今93歳の母には以前の倍くらいは実家に帰って会うようになりました。時々電話もします。ビスケと過ごす毎日の中で、彼の動きが遅くなったり、ご飯をさっと食べなくなったり、おやつをせがんだりしなくなり、階段を登らなくなるのを見て、たまに会う母の衰えをより素直に愛情を持って受け入れられるようになった気がします。

      話がそれました。年を重ね、病院へ行く回数が増えたことで患者として医療に接する機会が増え、日本の健康保険のありがたさを一層感じるようになりました。保険医療の功罪は度々議題となりますが、良いも悪いも、両方の主張に頷けます。私なんかが保険制度の良し悪しを語れませんが、少なくとも、患者のわたしにとってはありがたいものです。今回は眼科でしたが、かかりつけの歯科医院さんにお世話になる頻度も年々増えています。クリニックの皆さんはいつも親切で、日本の医療は本当に素晴らしいと思います。P.D.R.も国民の健康を支える歯科医療の一員として、良い材料で良い価格・途絶えない供給を意識して今年も頑張りたいと思います。

      末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。
      今後ともどうぞ弊社をよろしくお願い申し上げます。

      令和八年 元旦

      株式会社ピーディーアール
      代表取締役社長